2023.08.26
ROOTS Story Vol.03
YouTube動画をきっかけに初ポーカールームを体験
元々は中高生の時に、当時ハマっていた麻雀の延長で、ポーカーをプレイしたことがあり、ルール自体は知っていました。数年前にYouTubeの動画を観始めて「ポーカーって面白いなぁ」と思い無料でできるゲームアプリで遊ぶようになり、ROOTS SHIBUYAオープンのタイミングで初めて対面でのライブポーカーを体験しました。
初めてのROOTSは、2021年6月27日で、その時担当して下さったディーラーの名前まで覚えています(笑)今でもそのディーラーさんには「ここまでになりました」と報告するくらい、自分にとって印象深いです。
ポーカーのルールは知ってはいたけれど、気になっていたのは「ライブポーカーならではのマナー」でした。実際にビギナーズゲームに参加してみると、「やっぱりこうだよなぁ」とか「ポットの計算ができないなぁ」とか、ライブだからこそ持つ感情を持ちながらプレイしたことを覚えています。
それから1〜2ヶ月に1回のペースで「ルーキーズトーナメント*」に参加して、ある程度慣れてきたなという感覚を掴めたら次のステップとして「デイリートーナメント*」に参加しました。アプリでおすすめされているステップ通りにゲームに参加していたと思います(笑) そのときはまだポーカーにのめり込むという気配はなくて、暇つぶしの一つとしてカジュアルにポーカーを楽しんでいたと思います。
*ビギナーズゲーム:ディーラーが1からルールを教えてくれる初心者の方向けのゲーム。
*ポット:ゲームに参加しているプレイヤーによって集められたチップの総数のこと。
*ルーキーズトーナメント:ディーラーが説明しながらゲームが進行する、トーナメントデビューにおすすめの勝ち残り形式のゲーム。
*デイリートーナメント:ポーカーをプレイした経験がある方向けの勝ち残り形式のトーナメント。
悔しい気持ちからポーカーにのめり込む
初来場から半年経った頃、いつものように参加したデイリートーナメントで3位という結果に終わったんです。それが本当に悔しくて。「(自分のプレイの)何がいけなかったんだろう?」と自分なりに考え、その考えをもとにデイリートーナメントに再度臨んだら優勝できたんです。初優勝でした!
優勝をきっかけにやっと「ポーカーをもう少し真面目にやってみよう」と思うようになりました。 YouTubeに転がってるポーカーの教材やネットの記事などを読み漁る日々が始まりました。
でも、気持ちとは裏腹にそこから面白いくらいに全く勝てなくなったんです(笑)アプリに表示されている自分の戦績を振り返ると本当にそうなんですけど、「勉強しようかな」と思い始めた時って、4回連続くらいファイナルテーブル*に勝ち残っていたんですが、勉強し始めてから本当に勝てなくなった。
物事に取り組んでいるとあるあるだと思うんですけど、最初グンと伸びるんですが、一気に停滞したり思うような結果が出なくなるんですよね。完全にそれでした。 それで余計に「何でだろう?」と何度も自問しながら勉強し、次は勉強したことを試したい気持ちが起こり始め、ROOTSに通う頻度がめちゃくちゃ増えたんです。
*ファイナルテーブル:勝ち残り形式のトーナメントで残り9名になると座れるポーカーテーブル。
“勉強したことを試す場”から”友達に会う場”に
本格的に勉強を始めてから3ヶ月くらい経った頃から、ROOTSに行くと挨拶したり会話をしたりする友達がどんどんできるようになりました。「ここはチェックだろ〜いやここはベットだろ」とか議論をすることが面白くなり始めたんです。 ROOTSは自分にとって、行けば「誰かがいる場所」であり、「一緒に議論して学べる場」でもありました。
自分と同じように、ポーカーを勉強する方と友達になり、意見交換や議論をしながらみんなでポーカーをするのが本当に楽しくて楽しくて仕方がなかったです。
自分が恵まれていたなと思うのが、自分と同じくらいの実力の方々とたまたま会って、同じように勉強するモチベーションのあるメンバーとたまたま複数人と繋がれたんで、負けないようにやっぱ勉強するし議論するし、ていうのはあります。
それに付随するかのように通う頻度も増えて、顔を合わせるメンバーや会話するメンバーがどんどんどんどん増えていって。友達に会えるのがすごく楽しいし、ポーカーを一緒に議論して徐々に上達していってる感覚がありました。
そうやっていつも自分と一緒に切磋琢磨している仲間が、例えばトーナメントのファイナルテーブルやヘッズアップ*まで残ったら、仲間が応援のためだけにROOTSに来るし、自分も応援のためだけにROOTSに行きます。
ヘッズアップの内容やファイナルテーブルでどういう立ち回りをしていたかは、一種のストーリーだと思うんです。勝ったという物語の結末だけを知ることも嬉しいことですが、「どう勝ったのか」というそこまでの過程をみんな知りたいんですよね。固唾を飲んでいつも仲間の様子を見守っています。
自分自身もトーナメントで勝ち残った時に応援観戦されると、それが嬉しくて印象に残っていたりして、結果的に「もっと強くなろう。頑張ろう」となります。 お互いにそういう感じだからこそ、もっともっとという気持ちが強くなるのかなという気がしています。
*ベット:チップを賭けること。
*チェック:ゲーム参加中に何もベットせずパスすること。
*ヘッズアップ:勝ち残り形式のトーナメントで残り2名で1対1の勝負をすること。
仲間と臨んだラスベガスのポーカー世界大会
ポーカー仲間たちとは、長野県にグランピングに行ったり自分は行けない時もありますが、草津温泉、北海道、鹿児島など全国いろんなところに遊びに行きます。大人になってからなかなかできないような良い関係が築けてるなぁと思います。
今年の夏にまとまってお休みを取れたことをきっかけに、「長期の休みを満喫するならこういうことができたらいいな」と色々考えた結果、ラスベガスにあるコンドミニアムを借りて、仲間と一緒に共同生活をしながら世界大会にみんなで挑戦しよう!と計画しました。少しでも安く、楽しく、みんなで挑戦できたらいいなと思ったんです。
ROOTSで知り合ったラスベガスのカジノ事情に詳しいプレイヤーさんに、自分の計画をどうやったらうまく実現できるかを相談しながら、治安がいい場所、ご飯に困らない、スーパーがあるなど諸々含めてこの物件にしようと自分が決めました。
自分がまとまった休みで1ヶ月近くラスベガスに滞在予定でしたので、その期間好きな時にきて良いという条件で一緒に挑戦する方を募集しました。滞在時期は入れ替わりではありますが、結局8名でコンドミニアムに滞在しました。 とりあえず今回やってみて課題はあるものの70点はあげられるでしょう!(笑)最初にしては良かったのではと思います。
先日ラスベガスに行ったメンバーと飲みにいき、もう「来年するならどうする?」という話をしてきました。 仕事の調整がつけばまた行きたいですね。
今回のラスベガスでは、自分にとって初海外ポーカーであり、初海外トーナメント参戦でした。 「世界のヨコサワ」チャンネルの動画を観てポーカーを初め、ROOTSに通うようになり、そこでできた仲間とラスベガスの世界大会に挑戦し、最後は世界大会のメインイベントで奮闘している、ポーカーを始めるきっかけを作ってくれたヨコサワさんの活躍を生で応援観戦できました。 自分にとってはなかなかない感慨深い経験だったと思っています。
海外でいろんな人とポーカーで戦いたい
よく周りから「戦闘狂」と言われているんです(笑) 自分が知らないプレイをしてくる人、自分より強い人、周りから強いと言われている人、すごく癖の強い人、など猛者を求めているのでそう呼ばれるようになりました。
ROOTSが自分のポーカーにおけるスタート地点ではありますけれど、次のステップとして最近ではいろんな場所に出向き、いろんなプレイラインの人とポーカーで対戦することも増えてきました。
今回、日本でポーカーを勉強したうえで海外ポーカーに初挑戦してみて感じたことは「意外とやれるもんだな」ということでした。テーブルにはいろんな人種の方がいて、プレイラインもさまざま。考えなきゃいけない情報が圧倒的に多く、日本では経験できないような体験ができたと思います。 今後も仕事の調整がつけば、海外でもっとプレイしていきたいです!
記事内の写真は、ROOTSオープン中に撮影したものをイメージ画像として使用しております。